木造船や漁撈用具、生活用具、信仰用具、船大工用具などが展示され、特色ある瀬戸内地域のくらしと文化について紹介されています。収蔵資料のうち、瀬戸内海の漁撈用具、船大工用具、西日本の背負運搬具の計5,966点が、国の重要有形民俗文化財に指定されています。また、備讃瀬戸を一望できる景勝地の五色台山上に立地し、石積みを基調とした特色ある建物は、周辺の自然とよく調和しています。さらに、日本建築学会賞を、公共建築百選、DOCOMOMO Japanによる「日本におけるモダン・ムーブメントの建築」にも選ばれるなど、建築物としても高い評価を得ています。